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龍聖「んなっ……」
嘘だろ……
相棒…死んじまったのか……??
まさか…さっきの戦闘で…??
そうか…だから、さっきバスターソードが落ちてたのか…
でも…何で、死んじまったんだよ…
くそっ!!
俺は怒りに身を任せ、近くの小石を蹴飛ばした。
その小石は、何も無い所で動きを止めた。
光「龍聖……お兄ちゃんは…空お兄ちゃんと……お友達…なの??」
俺は涙を堪え、答えた。
龍聖「あァ、まぁな…
前は、『相棒』とまで呼び合った仲だ……」
って、何でこんな男の子にこんな事を言ってんだよ。
だが、何故だか懐かしい様な気がする。
この男の子、俺と会った事あったか??
俺は光君の頭を撫でる。
龍聖「光君とは、今後縁がありそうだ…
俺の事、覚えといてくれよ…」
光君は泣きながら、コクンと頷いた。
俺は光君に背を向けた。
そのまま、宛もなく歩き回る。
けど、頭の中はずっと相棒の事だ。
チッ…俺は、どうすれば良いんだよ…
取り敢えず、ザルグガングに帰るぞ。
けど、今日は久々に歩いたら疲労が溜まっちまった。
しゃあねぇ…今日は一晩、ここで過ごすか。
けど、ホテル代まであるか??
俺は財布を見てみた。
30000ガル……
まぁ…足りるって言ったら足りるがな…
俺、あんま金持ってねぇんだよな。
相棒と違って、貯金はあんましねぇからな。
かと言って、野宿か??
……いやいや、街の中でサバイバル何て危機感も何もねーよ。
んだよ…メンドクセェなぁ…
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