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「ああ、俺は『光の使徒』の一員だった。村を襲ったシェダルもな」 「何で村は襲われたの?あいつはレイドが宝珠の欠片を盗んだって言ってたけど、レイドは何で?」 起こってしまったことを責めるつもりはない。ただ気になった。 これから行動を共にする以上、知っておきたかった。 「村が襲われたのは、俺がいたからだ。シェダルはこれを取り戻しに来たんだろうからな」 そう言いレイドがどこからか透き通った欠片を取り出した。 「綺麗だね」 「宝珠の一つ、『光』の宝珠の欠片だ」 「これが…宝珠…」 実物を見るのは初めてだった。 リエルが今まで宝珠を見たのは、両親が帰ってきた時に見せてもらった写真や、街の博物館などに飾られているレプリカ、似せて作られたアクセサリーなど。 「本当に綺麗。全部集めたら、見てるだけでも価値がありそうだよね。願い事がなくても、みんな欲しがるかもね。ねぇレイドはどつしてこれを盗んだの?」 「これを一ヶ所に集めたら駄目なんだ。まして、あいつの手に渡すわけにはいかない」 「どうして?」 レイドの言ったことに首を傾げる。
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