どん底

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涙が入り混じった幼い私の笑顔はとても幸せで輝いていたと思う。 その私の顔があったのは3月も終わりの頃。 小学校6年生である私達の卒業式の日のことである。 田舎だからクラスは1つしかなく、全校生徒の顔と名前がきっちりあってしまうほどだが、その分クラス全体の団結力は著しく私も居心地が良かった。 きっとこの頃の私の笑顔は誰が見ても心からの笑顔だと思うことだろう。
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