†第四章†

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天下無敵の悪の総長…? なんかどっかで聞いたことあるフレーズじゃん。 てか、やっぱり葵先輩も兎を探してるんだ。 やっかいだな。 葵「…………?」 黙り込んでしまった俺の顔を心配そうに覗き込んできた。 愛「ん?葵先輩どーしたの?」 葵「愛ちゃんが難しい顔してたからどうしたのかなって」 愛「いや、その悪の総長にどうお仕置きしようか考えてただけだよ」 だから気にしないでと笑いかけた。 何人か前屈みで口元を押さえながら食堂を出ていったのはなんだったんだろ? 葵「あ、俺そろそろ戻る。 りっくんは無視できるけど翔ちゃんは怖いから」 寂しそうに呟き席を立ち食堂をでていった。 そんな寂しそうな背中を俺はただ見つめることしかしなかった。
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