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収録を終わらせ、楽屋に戻ると
ゆちょんが言ってたとおり
仕事をこなす彼女が居た。
「………あの~……」
「えっ?あっ!…うわっ」
「大丈夫?……ってぇ~」
驚いた拍子に足を引っ掛けた彼女の
下敷きになった僕。
「ぅわー!すっすみません」
「大丈夫だよ。」
「あっ!ごめんなさい…」
顔を真っ赤にし、
急いで立ち上がった彼女。
甘い香りが僕の嗅覚をくすぐる。
「あっ!これ、ハンカチさっ…
汚しちゃったから。」
「えっ?あぁ…ありがとう
ございます。」
「いいえ!どこも怪我ない?」
「はいっ!すみませんでした」
「いいえ!またね~…」
ぺこっとお辞儀する彼女。
その仕草にドキッとする。
なんでだろ?
ただのお辞儀なのに…僕、おかしい。
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