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女の子の近くまで行き雨が
当たらないよいに傘の中に入れる。
「…風邪…ひくよ?」
女の子は器用に泣きながら微笑み
「…いいの。」
弱々しくつぶやいた。
俺はその時なぜ自分が
こんな事をしているのか、
なんで話し掛けているのか
分からなかった……。
だけど月の光に照らされている姿が
儚く綺麗でだけど……
消えちゃいそうだったのは覚えてる。
俺は女の子の手に傘の持ち手を握らせ
走って宿舎に帰った。
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