第1章~ツンな転入生と下僕の高校生

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「おはよう」   制服に着替えた俺は一階へと下り、朝のあいさつをしながらリビングへと入っていく。     「あ、おはよう和ちゃん。今日はいつもより早起きね」     「……母さんが寝室でガタガタ騒がしくするから目が覚めたんだよ」   俺はあくびをしながら椅子に腰をかけた。 テーブルには目玉焼きや味噌汁といった定番の朝食が並べられている。     リビングから出迎えてくれたのはせっせと朝食の支度をする俺の母さん、名前は市瀬有紀子(イチノセユキコ)。     年は30半ば、息子の俺が言うのもなんだけど顔は美人だし、スタイルは抜群だ。   ちなみに職業は人気ファッション誌『sexy Girls』の読者モデルで、しかもNo.1。   自慢の母だが、息子の俺を溺愛しすぎて、たまにストーカー行為みたいなことをするから困る。             ……ん?あれ??
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