終わらない物語

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『ユノヒョン、お風呂どうぞ』 濡れた髪をタオルで乾かしながら声をかける 『おう、サンキュ』 ユノヒョンはソファから立ち上がり 『髪、ちゃんと乾かしてから寝ろよ』 と、僕の頭を軽くポンッと叩いた 『はい、分かってます』 あぁ、優しいな やっぱりリーダーらしいな ちょっと前までの僕だったら ただそう思っていたはず でも、今は違う 違う感情が僕を支配していく ベッドに横になるとあの日の感覚が 鮮明に戻ってくる あぁ、そうだ あの日からだ 僕が初めてユノヒョンに抱かれた日からなんだ 《もっと触れてほしい》 こんな感情が僕を支配するようになったのは
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