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署内はがらんとしていたが,少ない人数ながらもパタパタと動き回る人達がいた。橋本は入った途端に立ち止まると,深呼吸をして瞼を閉じた。
高橋「おっと… 急に止まらないで下さいよ橋本さん。早く宮城さんとこへ,行って下さい。」
橋本は首を傾げ背面に居る高橋の一部を視界にいれると,ふっと息を吐き捨て,宮城が居るであろう室内へと歩きだした。ノックをせずにドアを開けると,中では宮城が椅子に腰掛け電話を使用していた。
宮城「はい,了解しました。今来たので伝えておきます。では失礼します。」
電話を切った宮城は,入ってきた橋本と高橋に言った。
宮城「腰掛けたまえ」
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