9人が本棚に入れています
本棚に追加
「私は星を見るだけで現在の時刻がわかるの、最近では月を見て場所までわかるようになってきた」
「……………」
早苗も唖然としていた。
「だからおかしくないよ」
「……………」
「早苗さん?」
顔を上げた早苗の目から涙が流れていた。
「やっと……やっと会えた」
「自分だけだと思ってた。だけど……やっと会えた。分かり…合える人と…やっとあえた」
ふと気づくと自分の目からも涙が出ていた。
「うん。私もやっと会えた。」
私は涙を拭ってる早苗をそっと抱きしめた。
お互いに涙が見えないように抱きしめた。
最初のコメントを投稿しよう!