復讐

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佐天「ハァ、ハァ、一方通行さん!」 佐天は息切れしながら一方通行を呼んだ。 一方通行「何でお前がここにいるんだァ。」 佐天「今から乙姫のところに行くんでしょ。」 一方通行「だったらなんだ。」 佐天「私も連れて行ってください!」 一方通行「だめに決まってんだろォ。死にてェのか、テメェは。」 佐天「それでも行かせて下さい!」 一方通行「じゃあテメェは何かの役に立つのか。何か出来んのかよォ。」 佐天「そ、それは・・・」 一方通行「何も出来ねェ奴についてこられても、じゃまなだけだ。」 その時、佐天の目から涙がこぼれた。 佐天「それでも・・私は・・・乙姫の所へ行きたい・・です。確かに、私はレベル0のや、役立たず・・かもしれない、ですけど、乙姫は私の大切な、と、友達なんです。絶対に、この手で、助けたいんです。」 泣きながら訴える佐天を一方通行はじっと見ていた。 一方通行「勝手にしろ。」 佐天「え?あ、ありがとうございます!」 佐天は顔を上げ、一方通行について行った。 ちょうど、一方通行の家で携帯の着信音が響いた頃だった。
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