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黒子「竜神さん。いい加減、目を覚ましなさい!あなたらしくないですわよ!」
乙姫「・・・・・・。」
黒子の言葉は届かなかった。
乙姫は黒子の前に一気に移動し、首をつかみ締め上げた。
それでも黒子は訴えた。
黒子「あなたがいなくなった時、みんながどれだけ心配したと思ってますの。」
乙姫「・・・・・・。」
黒子「さ、佐天さんや初春・・・のこと・・・忘れ・・・た・・んで・・すの・・・」
乙姫「・・・・・・。」
ギュッ
黒子は意識を失った。
美琴「く・・・黒子・・・」
美琴は立ち上がった。
左手には一枚のコインが握られていた。
美琴「竜神さん、思い出して。佐天さんと初春さんとあんなに仲良かったじゃない。楽しそうだったじゃない。友達との思い出を思い出して!」
乙姫「・・・ともだち・・・」
乙姫は初めて言葉に反応した。
乙姫は美琴の顔を見た。
乙姫「み・・・さか・・さん?」
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