愛蘭学園

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転入試験はもう受けた。 進学校なため入学試験もレベルが高い。 転入試験ともなればもっとレベルが高い。 だがどうやら私は頭はいいらしい。 そのおかげでこの学園へ転入することができた。 もちろん転入できる高校は他にもたくさんあった。だが、私は迷うことなく国内でも群を抜いてレベルの高いと言われるこの愛蘭学園に決めた。 そもそも私は元々愛蘭学園に行くつもりだったのだ。もともと愛蘭学園は私の両親の母校であり、幼なじみが通っていることもあって、第1志望だった。 だが推薦入試の前日にある事件が起こり、試験当日に愛蘭学園の入試を受けることが出来なかった。その結果、愛蘭学園の一般入試にも間に合わず、やむなく愛蘭学園より一般入試の日が遅かった姉妹校の一般入試を受け、その学園に通うことになったのだ。 そしてこの学園には一つ大きな特徴がある。 もう皆さんお気づきだと思うが…この学校は国内でも1.2を争うほど有名なセレブ学園なのだ。 つまり財閥の御曹司やご令嬢がいっぱいいるのである。 その上、県内ではもちろん、国内でも名の知れた進学校なのだ。 よく秘密を隠したまま転入できたなと思う。 この学園なら私の素性を秘密にする必要はないのかもしれない… でも怖かった… だから秘密にしたまま通うことに決めた。 そんな決意をしつつ、 守衛さんに挨拶をし、入校の手続きを行う。 10分ほどして手続きは終わり、入校の許可をもらい、私は愛蘭学園の外門を潜った。 でもまさかその秘密がバレるなんて 思ってもいなかった_____________  
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