愛蘭学園

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ここに入学する為に編入試験は受けたはずだ。 もしかして、試験ダメだったのかな?じゃあなんで入学出来たんだろう?と、たくさんの疑問で優菜は頭に?マークがたくさん浮かんでいた。 すると、理事長がそんな優菜を見て、続けて説明する。 理「もちろん編入試験は受けてもらって余裕で合格してるから、安心して♪でも編入試験はあくまでもうちの学園に入学出来るレベルかどうかを判断する試験であって、優菜くんがどのクラスに振り分けられるかは、今日受けてもらう試験の結果で決まるんだが…と、まぁ時間もないことだし、詳しいことは唯子に聞いて♪」 そう言って、理事長は説明するのがめんどくさくなったのか、途中で説明するのを諦め、アハハと笑った。 っていうか今説明するのめんどくさくなって、唯子さんに丸投げしたよね、理事長。(笑) 理「とりあえず詳しいことは全部唯子が説明してくれるはずだから、エレベーターで1階まで降りて唯子と合流して♪下に降りる時は教員証いらないから、そのまま乗り込んで1階押せば着くはずだよ♪」 そう言って、理事長はにこやかに微笑んだ。 優「わかりました!これからの流れは唯子さんに伺います。ありがとうございました。これからよろしくお願いします。それでは失礼致します。ペコッ」 優菜はそう言うと、理事長に深々とお辞儀をした。そして部屋を出る為に扉へ向かった。 扉の前で再び優菜は振り向き、理事長にお辞儀をする。そんな優菜を見て理事長が声をかける。 理「…優菜くん、改めて入学おめでとう。ようこそ、愛蘭学園へ!これからの君の学園生活が素晴らしいものになることを心から願っているよ。」 理事長はそういうと、優菜に微笑みかけた。 その笑顔は優菜を包み込むような、とても穏やかで暖かい笑顔だった。 優菜はそんな理事長の言葉を受けて素直に嬉しかった。咲良以外にこんなに人の優しさに触れたのは久しぶりだ。理事長の暖かい優しさに触れ、泣きそうになる。 そもそもこんな時期に編入すること自体、なかなかないことだろう。 前の学校での出来事も、事情を理解し今回の編入を受け入れてくれたことも、理事長だからこそかもしれない。 咲良、唯子さん、そして理事長…この学園の環境は私にとっては安心出来る最高の環境なのかもしれない。 優「理事長…本当にありがとうございます。私、この学園に来て良かったです。これからの学園生活不安もありますが…私なりに頑張ろうと思います…!それでは失礼します…ペコッ」 そう言って優菜は再び扉の前で深々とお辞儀をした。顔を上げ、扉をあけて外へ出る。 扉を閉める時に理事長を見ると、笑顔で微笑みながら、手を振っていた。 パタンッ…(扉が閉まる音)
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