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「何だ……ヒデかよ…」
背中を押した主は、中森英也(ナカモリヒデヤ)であった。通称:ヒデ。というより、俺がヒデと呼んでるだけだ。俺とヒデは小学校からの仲。まあ、『気が置けない仲』くらいの親友だ。
「何だよ。その残念そうなリアクションは!………さてはお前、誰か女子に押されたとでも思ったのか?」とヒデは茶化した。
「馬鹿言うな。センコウかなんかだと思っただけだよ…」
「やけにテンション低いなー 翔。」
俺の名前は日下部 翔(クサカベショウ)。あんまり、自分の名前が気に入ってない。クサカベって響きが嫌いだ……
〔全国の日下部さん、ごめんなさい。〕
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