6人が本棚に入れています
本棚に追加
俺が目をそらしたのは、単純な理由からだ。
その女子はむちゃくちゃカワイかったのだ……
(うわっ……マ…マジ?)
内心俺は焦った。
何か言わなきゃ…
でも、言葉が見つからない……
ええい。何でもいいや。とりあえず……
「えっと……君は高校何年?」
「え?私? 私は高校2年だけど……」
「あ………お…俺も」
「へえー 私、長谷川沙希(ハセガワサキ)っていうの……あなたは?」
「お…俺は……日下部。日下部 翔……」
「日下部君ね♪よろしく」
「こ…こちらこそ………」
「沙希ーーー!!!」向こうから、他の知らない女子の声がした。
「ごっめ~~ん。今行く~!!」と長谷川沙希はその友達らしき人物に叫び返した。
「ごめんなさい。友達が呼んでるから、行くね?またねー」と言って、長谷川沙希は友達の方へと走り去って行った……
これが 俺と沙希との初めての出逢いだった……
最初のコメントを投稿しよう!