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「さて…諸君!我々はいかにして欧州列強に戦いを挑み、そして勝利するかが最終目標だがまずは今後の政策について意見を述べてもらいたい。」
「支持率は好調で今のところ7割が支持しております。プロパガンダにより更に支持を上げて行きましょう。」上機嫌なヒトラーに対して笑顔でゲッペルスは述べた。
「国内は今雇用問題で揺れていますのでこれを解決しないとなりません。勿論戦争の用意をしながら…」
「なるほど。それはいいな。」
シュペーアは具体的な計画を話し始めた。
「大量生産のノウハウは世界一ですから必要な兵器はすぐにでも揃うでしょう。資源も人工も豊富ですしね。まずは五大湖周辺の工業地域の生産力を強化し、アパラチア山脈の鉱山やテキサスやカリフォルニアの油田の開発、そしてパナマ運河の拡張工事を行いましょう。これでかなりの労力を使いますが。」
「なるほど。しかし労力は大丈夫なのかね?」
ヒトラーの疑問にゲッペルスがすかさず答えた。
「それなら大量の移民を集めればいいのです。アイルランド人やユダヤ人を集めればかなりの労力になります。」
「しかしユダヤ人は金融だけだが…」
「その開発の資金をユダヤ人から出してもらうのです。彼等の財力は非常に高いです。」
「なるほど。それで行こうじゃないか!早速始めるぞ!」
ヒトラーは高笑いしながら立ち上がって閣僚達にこう叫んだ。
「移民の増えすぎで我が国は損害を受けたと口実を作ってイギリスやフランスを挑発するのだ!奴等が警戒し始めそこで偶発的衝突を起こして戦いを始めるぞ!諸君。明日から忙しくなるが目標に向けて前へ進むのだ!我が合衆国に栄光あれ!」「ハイル・ヒトラー!」
閣僚達は昔の敬礼で答えた。
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