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次の朝、私はお母さんと一緒にミルクを土にかえしに行った。
もう、会えなくなると思うと、悲しくて悔しくて、胸がはりさけそうになる。
ミルクは、家に来てから二週間で死んでしまった。
[この子は、まるで死ぬ為に生きてきたように思えた。]
悲しくて悲しくて毎日泣いた。
だけど、その夜、夢の中でミルクが部屋の中で遊んでいる夢を見た。私は泣きながら、ごめんね。ごめんね。とミルクにずっとあやまり続けた。
するとミルクが私の所に来て、ずっと私を見ていた。そしたらなぜか私の心にミルクの一つの言葉がとびこんできた。その言葉は、
[泣かないで。ぼくは長く生きられなかったけど、君に会えてとっても幸せだった]っという言葉だった。
そして、次の朝になって夢の事をお母さんに話すと、お母さんも同じ夢を見たっといっていた。
私は、その日からミルクの為に泣くのはやめようと思った。
そして今、私は一歩一歩前に進んでいる……。
終わり…
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