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「あーあ、私も恭平みたいな歌が作れる人になりたい」 「無理だわ、絶対」 「むっ!恭平の曲って本当にすごいよね、軽快なリズムだから、ちょっと重めの恋の曲でも全然聴けちゃうもん」 どうせこの鈍感女、俺の気持ちに気づいてねんだろうな。 …俺が誰を思って曲を書いてるかなんて、考えたこともねぇんだろうな。 俺は美波にデコピンをかます。 「いったぁ!!」 すかさずおでこを押さえる美波。 「ばーか」 「はぁ!?」
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