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練習を始めてから一時間と少ししたところで、雅志のケータイがなった。
「げー!!まじかよぉ…」
雅志は、受話器から顔を離して近くにいる紀一に話しかける。
「やべぇぞ紀一!!今日俺たち補習でなかったじゃん、担任めっちゃ怒ってる!!」
「なぬ!?」
雅志は再び受話器に近づけ、電話の相手と話す。
「い…今から行きます!!30分…いや、20分で…!!」
それを言い終わると雅志は光の速さでケータイを閉じ、俺と美波のほうを向いた。
「ってことだから学校行ってくる!!」
「ばいちゃっ!!」
紀一と雅志はそういい残し、スタジオを飛び出した。
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