case・1

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「うわぁぁぁぁぁぁ…っっ!!」 彼は、裸足で部屋を飛び出し その勢いのまま街灯の少ない夜道を走り出した。 時間にして、10分以上は走っただろうか。 膝に手を置き、肩で息をする。 そして、固いアスファルトは彼の足を酷く傷つけていた。 ただ…うしろを振り向く事だけは、 何故か出来なかった。 …カサッ… …カサッ……  
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