迷走

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何も悪いことなどしていない。 仕事をさぼっていたわけではないし、ほんの数秒、携帯を覗いただけ。 けれども、今、 一哉が抱いた感情は、この世界に、そしてこの世界の住人総てに対する背徳を意味しているような気がしてならなかったのだ。
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