迷走

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宿に着くなり、同僚達は酒を飲む。 全く理解出来ない。 今では勧める者も居なくなったが、 これまでも一哉は、 空気を読んでいても、酒とその場は断った。 酔っ払いと過ごす時間など、展開はいつも同じ。 泣くも笑うも、アルコールの手助けを受けた思考で、ましてお決まりのように始まるお説教なんて、とてもじゃないが付き合いきれない。 ちなみに同僚と言ってもそのほとんどは年上のおじさんで同年代はおらず、少し年下の後輩が二人いるだけである。
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