迷走

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夏の終わり。 出張先の現場。 もはや仕事も終わろうかという陽の長い夕刻。 胸のポケットから振動が伝わる。 -ミサト- 液晶に表示された名前に、上昇した心拍数が落ち着いていく。 きっと同僚が見ていたら何の苦労もなく把握出来る程に、あからさまに一哉は落胆した。
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