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実は、これを単身赴任先のアパートではなく、実家から書いている。
つまり、看病のために帰ってきてしまったのだ。
ついでに花束も持っていった。
食事も飲み物も要らないと言うから、せめて視界だけでも楽しんでもらおうと思って。
驚くかなと思って、そーっと家に入ると、中は真っ暗だった。
奥から『うーん、うーん。』
とうなされてる、声がする。
うちのマンションは狭いので、妻と子供たちは同じ六畳間で寝ていた。
まだ19時だったが、部屋は暗く布団も敷いてある。
食事するのも億劫だったのか、カップラーメンを食べたものがテーブルに積まれていた。
3人とも寝ているのか、帰ってきたことに全く気が付かない。
3人とも汗が凄く唇も乾いている。もうバレても良いやと、ポカリの粉末を水筒に溶かし、氷を入れたものを3つ用意し、
熱くしぼったタオルと乾いたタオルを用意しまず、子供達の汗を拭き取り、水筒のポカリを飲ませた。
深く眠っているくせにごくごく飲んだ。
少し様子を見ていたけど、グッと楽になった感じ。
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