少年の声・2

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(キミにしか聞こえないよ) それは黒猫から聞こえるように見える・・・・。 『どうなってる・・・・!?』 (キミは・・・・繋ぐもの・・・・) 黒猫の言っている言葉が何なのか・・・・カイには理解出来ない。 『繋ぐもの?何の事だ?』 (すぐにわかるよ・・・・今はただ時が経つのを・・・・待つだけ・・・・苦しいけど、悲しいけど・・・・強く・・・・心を・・・・) 途切れ途切れ聞こえる黒猫の声はやがて消え、 黒猫は走り去った・・・・。 「あっ!逃げたぁ・・・・可愛かったなぁ・・・・白猫♪」 「・・・・やっぱり白猫に見えるの?俺には黒猫にしか見えないけどなぁ・・・・」 ・・・・頭の中に聞こえた黒猫の言った言葉の答えは、 すぐ近くにあった・・・・。 目の前に走る・・・・ 一筋の閃光と共に・・・・ 全てが変わる瞬間を・・・・
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