少年の声

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「いいか?アイツはお前を捨てた酷い奴なんだ、だからお前はあんな奴みたいにはなるな・・・・わかったな・・・・?」 逆らう事、出来ず頷くだけの 少年は泣いていた。 少年の名は『カイ』 カイはいつも一人だった。 人の言葉が信じられないからだ、父はただの酒飲み、だが大企業の社長だ。 母は突然、何処かへ消えたらしい、父の話では家族を捨てて他の男といるらしい。 だが確証がない、少年は信じなかった・・・・。 逆らえば殴られる・・・・ そんな事ばかり続いていた。
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