5人が本棚に入れています
本棚に追加
「守り続ける・・・・
それは凄く大変な事
だけど繋いだ絆は勇気を与え
共に守り続ける事が出来る・・・・
貴女はそんな絆を守るように
笑顔で人の心を
包み込むような人に
なりなさい・・・・」
いつも聞かされていた言葉
母はいつも暖かく笑顔で
優しく包む・・・・
少女の名はクレハ
父は何処に居るかわからず
母からは何も聞けなかった。
母はクレハが7歳の頃
姿を消したのだ・・・・
孤児院に連れてこられ
15歳になり今にいたる
「・・・・母さん」
呟くクレハに孤児院の
子供達は心配そうに近寄る。
「だっ・・・・大丈夫だよ!
心配させてゴメンね」
だが子供達は半年間で
里親が見つかり
孤児院から離れていった。
最後の一人・・・・
クレハは・・・・一人だった。
最初のコメントを投稿しよう!