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外に出ることは父の許可がいる、勝手に出る事は許されない、だから少年は父がいない時、黙って家を出て近くの公園に行く。
公園のベンチに座り、少年は呟く・・・・
「もう15なのに・・・・言いなりか・・・・何やってるんだ、俺」
うつむき悲しそうにする少年にむかって誰かが歩いて来る、
少年の前に止まり話しかける。
「な~にしてんの?リストラされたサラリーマンみたいな顔して、どしたの?」
顔を上げると目の前に女の子がいた。
名前は『クレハ』・・・・
公園で知り合った唯一カイの話し相手。
「お前・・・・例え古過ぎ」
苦笑いするカイ、
クレハは隣に座り話し出す。
「また殴られた?」
カイは肩をすくめる。
「いや・・・・殴られやしなかったけど・・・・」
「そっか・・・・それはよかった♪、でもさぁ、何でやり返さないの?」
カイは喋らなくなる。
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