少年の声・2

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・・・・ 出会ったきっかけは 公園からだった。 冬の始めだとゆうのに 冷たい風が吹き、 頬を刺すように痛く 感じる・・・・。 家から抜け出し外に出た、 目についたのが公園だった。 そこには居たのが クレハだった。 一人で遊んでいたクレハは カイと目があい近寄り話しかけてきた。 「何してるの?」 カイは慌て、何を話して良いかわからなかった。 「・・・・?」 少し間が空きクレハはカイに手をのばし言う。 「私はクレハ、貴方は?」 カイは小さな声で自分の名前を言った・・・・。 「カイ♪良い名前だね♪」 「・・・・なぜ?」 聞き返すカイにクレハは 笑いながら、 「んっ?そう思っただけ♪」 カイは少し笑った。 「一人で遊んでたけど・・・・友達いないの?」 最初に見た時に思った事を カイはクレハに言った。 「いないよ?だって私いつも一人だから♪」 不思議な事を言うクレハに カイは言う。 「キミも一人なんだ・・・・」 「一人じゃないよ♪貴方がいるじゃん♪」 クレハの言葉にカイは 少し慌てた。 「フフン♪何して遊ぶ?砂場でやまくずし?それしかないね、うんそうしよう♪」 「えっ?やまくずし限定?」 これが初めてクレハと 会話を交わした頃の記憶。
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