少年の声・2

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カイが小さい頃の記憶、 母親とよく遊んでいた。 ジャングルジム・・・・ブランコ・・・・滑り台・・・・。 暖かくて優しい日々、 あの時はまだ・・・・父親が優しく二人を守ってくれていた、 強く・大きく・偉大な父親 だった・・・・。 「いつから・・・・バラバラになったんだろうな・・・・」 カイが呟いた言葉にクレハは気になり、 カイの方へ向く・・・・ 「んっ?バラバラ・・・・?」 すると棒に立っていたクレハはバランスを崩しカイの方へ落ちそうになった。 「・・・・っ!!」 カイはすかさず落ちてきた クレハを抱きかかえた。 「わぉ・・・・♪ナイスキャッチだったね♪」 「・・・・危ないって言ったろ」 クレハをおろし、 カイは言う。 「ブランコ・・・・行こっか」 カイの言葉にクレハは喜び、 ブランコがある場所へ向かっていった・・・・。
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