一畳の部屋

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「これは…」 少年は、階段の下にある小さな部屋でなにかを見つけた。 部屋の外からは鍵がかけられている。 彼自身はよく見たことはないけれど、 上から下まで、5つの鍵が付いていた。 鍵がたのものが2つ。 番号型が1つ。 鍵と番号が要るものが2つ。 番号を知っているのは 彼の両親だけだ。 鍵も、両親だけが持っていた。 つまり、彼は今、監禁されている。 トイレは親が帰ってくるまで出来ない。 たまに、一日中帰ってこなくて漏らしてしまうこともあった。 彼の名前は高橋空 4歳から虐待を受けて居た。
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