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「 ばいばい、涼介。
また相手してね? 」
首を傾げながら甲高い声で
別れを告げる一夜限りの女
可愛いとでも思ってる
んだろうか
適当に返事をして
脱いでいた服を着て
学校へと足を進める
一番嫌な時間
あいつに会うから。
一番会いたくて
一番会いたくない奴。
「 涼介~!待ってよ~ 」
きた、幼馴染みの中島裕翔
「 は?誰が待つか。 」
裕翔を無視してスタスタと
歩く俺の後ろを一生懸命
ついてくる裕翔に笑みが溢れる
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