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何も言えなくなった俺を
引っ張ってホテルへと
向かった裕翔
「 山ちゃん、抱いて? 」
ベットに腰かけて
上半身裸の裕翔が俺を見る
俺はなにやってんだ
大事な裕翔にこんなことを
させてる俺は馬鹿だ
「 裕翔、服着ろ 」
「 やだ、やだやだやだ 」
「 いいから着ろ。」
「 なんで?僕が男だから?
僕はずっと山ちゃんが
好きだったんだよ。
違う子抱くくらいなら
ずっと僕だけ抱いててよ! 」
嬉しかった、裕翔が
俺を好きだなんて
なのに俺は最低だ。
「 ごめん、裕翔。 」
「 やだよ、涼介。 」
「 違うんだよ、だから
今は服着ろ。風邪ひく。 」
こんな時でも裕翔の裸を
見て綺麗だなんて思う俺は馬鹿だ
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