レンズの奥のキミ

5/9
前へ
/24ページ
次へ
あっという間に日が落ちて お互い帰る時間になった 「 今日はありがと! すっごく楽しかった! 」 満面の笑みでさよならを 告げる知念の言葉を遮って 有岡が中島に言葉を発した 「 裕翔、おれ… 俺、情けねえけど裕翔のこと 今でも… 「 言わないで! 」 「 ち、知念? 」 「 大ちゃん、お願い。 言わないで、僕から離れないで 」 あぁ、そうか。 中島と有岡は両思いな訳か。 んで、知念も知ってたと。 何も知らないで中島に 惹かれてたのは俺だけってやつか あー、情けなっ。 やってらんねぇ、 「 中島、俺帰るわ。 」 「 え、ちょっと! 待ってよ、山田くん 」 叫んでいる中島を置いて 俺は1人家へと帰っていった .
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!

579人が本棚に入れています
本棚に追加