いいなずけ

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 今、僕の部屋には見知らぬ女性と二人きりで何故か押し倒していた。互いの顔が近くにありお互いの顔は、トマトみたいに真っ赤になっており動くに動けないでいた。 顔を、後少し動かしたらキスが出来てしまう距離でもあった 「初音ちゃん・・・・」 「孝様・・・・・・・」  僕は、勇気を出して顔を動かした・・・・・  何故こうなったのかを思い出しながら・・・・・  朱鷺沢初音と名乗る女性に会ったのは、学校から帰宅すると自分の部屋の前に見知らぬ女性が立っていたのが見えた。黒いロングヘヤーに如何にも高そうな着物を着た女性がじっと部屋の前に立っていた。寒空の下で長時間待っていたのか自分の息を吹きかけてこすっていた。僕は、そんな彼女に見惚れてしまった。  見惚れていると女性も気づいたのか僕の姿をみると笑顔で僕の方に走って来た 「お待ちしてました!孝様」
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