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「スーパースターバーストの発見は、今までの考え方に一石を投じた。
君は、その功労者として、世界中から注目されている。
未だに、メディアからの取材要求も多い。
インタビューで、そんなこと喋ったら、それこそ、世界中がバーストして驚くぞ」
「はい・・」
「さあ、遅れると奥さんに怒られるぞ。
帰った!帰った!」
若い男は、軽く会釈し、追われるように部屋を後にした。
「相変わらず、物理学者とは思えない発想だな。
まあ、あの斬新さが、新しいものを発見する原動力だな」
中年の男は、椅子に座り目の前の画面を見つめた。
彼の瞳に写るのは、
美しく色彩処理されたスターバースト。
テーブルの傍らに、開いた週刊誌が置いてある。
『まるで、絶え間なく打ち上げられる花火のように星が誕生!?
日本の研究チームの功績により・・・
宇宙の大規模構造、ブラックホールの謎の追及に・・・』
そんな文章が書かれている。
「宇宙の時計・・
銀河時計か・・・」
ぼそりと呟いた。
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