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長々しい王女様の説明が終わり、やっと勇者としての能力を解放する儀式である【能力覚醒の儀式】を行う事となった。
まあ、俺は巻き込まれてきたから少し不安ではある。
「では、勇者様。能力覚醒の儀式を行いますので、私についてきてください」
俺達は騎士達に周りを囲まれながら、王女の先導で城の地下にある泉に向かった。
階段をおり続け、そろそろ飽きてきた頃、王女の足が止まった。
「ここが、能力を覚醒させるための泉です。」
へぇ~…これがそうなのか……なんか凄く光を出して神々しいな。
しかも底が全く見えないし。
そんな事を考えながら、隣の修一をみてみると修一はこの泉の神々しさに呑まれたのか、ただ立ち尽くしていた。
「では、これより【能力覚醒の儀式】を行います。では、勇者修一前へ」
王女にそう言われ、立ち尽くしていた修一も顔を引き締めて前に出た。
さーて?
修一はどんな力に目覚めるのかね?
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