俺は巻き込まれた

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意識を集中してみると、体の中心らへんに、何か暖かいものを感じた。 これが魔力なんかな? つーか、どうやって魔力って解放するか全く聞いて無いんだけど!? 『どうやら魔力を見つけたみたいですね』 何故わかった!? 『それはあなた様から微量の魔力が洩れているのがわかったからですよ。』 バカな!? 「お前、まさか読心術ができるのか!?」 もしそうなら俺のプライバシーは何処に? 『もしかして、心を読まれたと思ったのですか?』 「そうだけど?じゃなきゃどうやって俺の考えをわかったって言うんだ!」 そうじゃなければ一体なんだと言うんだ。 『思いっきり顔に出てましたから、何を言いたいか直ぐにわかったので、説明させていただいたまでです。』 なっ……なんだってぇぇ!? 「えっ?そんなに顔に出てた?」 『はい。凄くわかりやすいくらいでてましたよ?今も顔に出ているくらいですから。ちなみに言っておくと、我ら一族には心を読む力などありませんよ?』 マジかよ……あのイケメン野郎と過ごした命懸けの日々(実際はそうでもない)は一体なんだったんだよ……………。
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