俺は巻き込まれた

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「……………」 集中して、イメージを練り上げつつ魔力を放出する事五分ほど。 イメージは完璧に固まった! さあ、いくぜ!! 「…ハアッ!」 なんとなく発した掛け声と共に、俺の手からイメージした通りの漆黒の闇が放出された。 『これが闇を生み出す力、闇の創造ですか……この闇からは魔法とは比べものにならないほどの力を感じますね』 よし、ちゃんとイメージ通りの闇を出す事に成功したな。 なんか闇の精霊(?)がつぶやいていたが、よく聞こえなかったな。 まあ、いいか? さて、なんとなく力を使う感覚はわかってきたから練習してみるとしようかな。 「さぁて……どんどんやっていくか!」 『そうですね。感覚がわかったのならその力を何度も使用して、いつでも瞬時にその力を使えるようにするべきですね。その力は使えば使う程力を増していきますから。』 …こいつやっぱり心読めるんじゃないのか? しかも何気に知らない新事実を言ってるし…。 ………よし、気にせず練習するかな。
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