俺は巻き込まれた

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さて、一応魔神化以外は全て一通り使えるようになったな。 フッフッフ、では今日のうちにあの計画を始めるとしよう……そう、〈利用される前に脱出して世界を旅しながら元の世界に戻る方法を探そう〉計画を!! ……自分で言っておきながら死にたくなったわ。 何をするかまる分かりだし、そのまんまじゃん……まあ、忘れよう。 とりあえず今日のうちに脱出します! 異論は認めん! 俺は俺のやり方でこの世界から帰るんだ! 「という訳で元の部屋に戻してくれ!」 『…いきなり言われても何の事かわからないんですが?』 そういえば、あれ全部心の中で言ってたな。 じゃあ、説明しようか。 『なるほど、今日のうちに脱出するんですか。まあ、妥当な判断ですね』 「まあ、これしか無いだろ。どうせこの後王様と謁見して、その場で能力検査があるはずだ。検査されたら俺の能力ばれて即監禁ってパターンだろ」 そうに違いない。 絶対あの姫様なら俺の事は一瞬で切り捨てるに違いない! だって修一に惚れてるっぽいしな。 『わかりました。ではそろそろ泉からあの場へ戻しますが、2つお願いがあります。』 「なに?早く帰りたいんだが?」 『…まず1つは、私に名を与えてください。』 なんだ、そんな事か? 簡単な事だぜ! この俺に任せなさーい!
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