─覚醒と終わりと始まり─

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「あはは~おもしろい人に!」 「琉風!そこは、否定するところでしょ!!」 さすが、兄妹。どちらかが天然ボケだと、もう片方はしっかり者だという話は、どうやら本当らしい。 「そうだったに…はじめまして!俺は琉風!よろしく~それから琉優の彼氏じゃなくって、お兄さんによ!」 「お兄さんなんだね~全然知らなかった♪」 「知らなくて、当たり前だろう?今日会ったばかりだしな」 おばあさんが口を開いた 「そろそろ本題に入ろうかの」 「本題…?」 満夕が首を傾げた 「そうじゃ…あなたたちの力についてどうするか、じゃ」 「力…?もしかして、さっきの廃校舎での…?」 満夕の問いに頷いた 「満夕ぐらいの力が、おれたちにある…」 おばあさんが再び頷いた 「…ばばさま」 「なんじゃ?琉風…」 「まさかとは思うけどさァ…」 「早く言わんかい」 「『おぬしたちの力はすごい!コントロールできれば、そこら辺の霊能者にも勝る!わしらと共に悪霊を成敗しないかの?』とかいってさァ~、弟子にする気じゃないの?」 和輝は、まさか~と笑っている おれは笑えなかった またしても、おれの感が、危険信号をあげたからである
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