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「よく分かったのう」
普通に頷くおばあさん
「って…ええぇ!!?マジで!?」
本人─琉風でさえ驚いた
まさか、当たるだろうと思ってなかったようだ
「すっご~い!子供のころからなりたいと想ってた、ゴーストバスターになれるぅ~」
「嘘つけ!そんなこと、一度も言ってなかったぞ!?」
仁と和輝は、同時に同じことを言った。
「あれ?そうだっけ~?満夕は今なりたいから、なる!!」
「いきあたりばったりで、物事決めんなァァァァ!!」
そんな三人の横で、ひそひそと琉風たちが話していた
「お祖母さん!どうしてあんなことをおっしゃったんですか!」
「…琉優…」
琉優が、ばばさまに強く言ったことが一度もないから、琉風は驚いた
「…あの子たちの力は、非常に強い…強すぎるのじゃ…一歩、間違えれば…人を危めてしまうほどの力がな…だからこそ力の制御を教えねば…」
「…そんな…」
琉優が口を押さえる
「でもよ、おかしくない?」
「…なんでじゃ?琉風」
「だって…俺たちは、もともとある家系じゃん?普通の家系で強い力を持ってることってさ、すっごく稀なことだし、しかも三人そろってなんて…考えられないことによ?」
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