─覚醒と終わりと始まり─

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「それなんじゃがの…家系ではなくて、三人の前世に関係ある気がするんじゃよ…」 「前世ぐらい、ばばさまならさァぱぱっと分かるんじゃないの?伊達に、希代の霊能者と呼ばれてなかったんだからさ~」 「年にゃあ勝てん」 琉優が口を開く 「…でも」 「でも?どうしたによ」 「三人は前世でも…きっと仲が良かったんでしょうね」 琉優は微笑んだ 「少し、うらやましいです」 「ゴーストバスターに絶対なる!誰が何と言おうと、なるものはなる!!」 「…仁、諦めろ…満夕を止められる奴はいない」 「和輝!お前まで…」 「それに…」 と言って和輝は、仁に耳打ちをする。 「弟子になれば、天良さんと会う機会が増えるぞォ?仁!!」 「なっ!!?」 仁の顔が真っ赤になった 「決まりだな?」 仁は言い返せなかった 「決まったかのう?」 「は~い!満夕、やります!!」 「オレもやるぜ!」 「………」 「仁は…どうするに?」 琉風が尋ねる 「おれの力は天良さんみたく…誰かを助けられる力…かな…」 「それは、使う人の意思次第…人を傷つけるも、人を守るも、力なんじゃ…制御出来なければ守る力でさえも、傷つける力になりかねんがの」
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