─小さな二人のお師匠さん─

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「俺は学校の寮で暮らしてるに!だから、家には滅多に帰れないによ~」 「琉風って、どこの高校通ってんだ?」 「五柱高こ…」 「えええ!!あの名門か!?」 剣道が、全国大会で常に上位を飾り、学問でも、男子校であり国立大学合格者を多く輩出している明光高校と、一位、二位を争う名門… 「…ウソだろ」 「ウソついてどうするに!」 琉風が地団駄を踏む 「天良さんなら分かるけど…」 「あ~!仁、名前で呼んでないによ~!!」 「いきなり呼べるかァァ!!」 「ジン~、カズ~!!遅いよぉ~!琉優ちゃんのご飯が冷めちゃうでしょお!!ほら、琉風くんも!」 満夕が席に着きながら呼ぶ 「ほ~ら、満夕さんもさっそく名前で呼んでるによ?」 「満夕は特殊だからな…」 そう呟きながら席に着いた みんな席に着き始める おばあさんが座ったとき大きな声がした 「る~み~こォ!!オレ様たちも飯、食っからなァ!!てか琉弥子どこ行った!?」 仁たちは、ポカンとしている 「…誰の声?つーか、琉弥子って誰だよ…」
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