一人目の出会い

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正と涼風は、自分の部屋に行く。 だけど、涼風は、泣き止まないまま… (あー、うるさいな……しかたがない、自分のお菓子を分けてあげるか) 「お菓子を分けてやるよ。」 「ひっくひ……」 「ハァッ…」 正は溜息をつく。 「なんでまだ泣いているんだよ?」 「ひっく…お母さんに会いたいよ…」 正は、困ってその場を後にした。 ……… …… … だけど涼風は、次の日も次の日も毎日泣いてばかりだった。 正は、毎日泣いている涼風を見て、毎月にもらう少ないおこづかいで、好きなお菓子を買うのを我慢して、一枚のハガキを買うことにした。
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