■始まりと生徒会■

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「思う。って痛」 叩かれた。 「そんなわけないだろ!!さっさと仕事に戻れ!!バカモノ」 「すいませーん、ここにジャイアンがいまーす」 「叩かれただけでジャイアン扱いか?」 「いや、全体的に……」 「なんだと!?後でギッタンギッタンにしてやるから覚悟しときなさいよ……。」 「ハイハイ、とりあえず仕事したらどうですか?会長様」 「絶対ギッタンギッタンにしてやる……」 そう言いながら、美咲は手をほどき、仕事に仕事に戻って行った。 … …… ……… しばらくの間、シャープペンシルの芯が紙の上を走る音と、微かな息づかいだけが生徒会室──俺達2人のいる部屋──に響く。夕日が閉ざしたカーテンのすき間からテーブルの上に堕ちた。
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