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「思う。って痛」
叩かれた。
「そんなわけないだろ!!さっさと仕事に戻れ!!バカモノ」
「すいませーん、ここにジャイアンがいまーす」
「叩かれただけでジャイアン扱いか?」
「いや、全体的に……」
「なんだと!?後でギッタンギッタンにしてやるから覚悟しときなさいよ……。」
「ハイハイ、とりあえず仕事したらどうですか?会長様」
「絶対ギッタンギッタンにしてやる……」
そう言いながら、美咲は手をほどき、仕事に仕事に戻って行った。
…
……
………
しばらくの間、シャープペンシルの芯が紙の上を走る音と、微かな息づかいだけが生徒会室──俺達2人のいる部屋──に響く。夕日が閉ざしたカーテンのすき間からテーブルの上に堕ちた。
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