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生徒会に入る前から、コイツの姿はずっと見てきた。与えられた仕事は必ずこなす。俺が密かに尊敬しているのは秘密だ。
「なぁ美咲」
「どうした?」
手を休めずに返答してくる。
「これ終わったらさ、クレープ奢ってやるよ」
「本当か?」
「あぁ」
「どうした急に?熱でもあるのか?」
「ああ、あるみたいだな」
フフッと笑い、彼女は顔を上げた。
「約束だぞ」
「約束だ。さっさと終わらせようぜ」
さて、俺も仕事に戻ろうかな。静かなうちに終わらせよう。
そしてペンを走らせた。
…
……
………
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