生まれてから

3/5
前へ
/20ページ
次へ
何処に居ても邪魔者な気がしてた。 優しくしてくれる祖父に母も父も私の世話を任せきりだった。 祖父も身体が強くなかったから 余計に不憫に思った。 祖母はいつでも私を睨んで来るし たまに会う父はいつも酒臭かった。 女から電話が掛かってきて 母と喧嘩するのも良く見た光景だった 上手くいく筈の無い夫婦だった。 祖父にしか懐かなかった私の親権は 何故か母が持って 2人は私が3歳の時に離婚した 祖父との別れがただ寂しかった
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

50人が本棚に入れています
本棚に追加