住人
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その黒い影はゆっくり屋上のコンクリートに降りてくる。 正体が見えた瞬間、六月は驚愕した。 オレンジ色の犬のような体。 角と尻尾は炎がメラメラと燃えている。 「俺とお前は契約された。よろしくな相棒。」 確かにその声はその獣からだった。
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